試験(貨物)の出題分野と合格基準

出題分野について

出題分野 出題数
(1) 貨物自動車運送事業法関係  8
(2) 道路運送車両法関係 4
(3) 道路交通法関係 5
(4) 労働基準法関係 6
(5) その他運行管理者の業務に関し、必要な実務上の知識及び能力 7
合計 30

法令等の改正があった場合は法令等が実際に行われて(施行)から6ヵ月は改正部分の問題は出題されません。
しかし、令和6年4月1日から適用された「自動車運転者の労働時間等の改善のための基準」の改正は、令和6年度第1回運行管理者試験から出題されます。

合格基準

次の①及び②以上の得点が必要です。
① 原則として、総得点が満点の60%(30問中18問)以上。
② 出題分野(1)~(4)ごとに正解が1問以上、(5)については正解が2問以上。

例で見ていきます。
例1は合格です。
例2は不合格です。

例1

出題分野 得点
(1)貨物自動車運送事業法関係 6
(2)道路運送車両法関係 2
(3)道路交通法関係 3
(4)労働基準法関係 4
(5)その他運行管理者の業務に関し、必要な実務上の知識及び能力 4
合計得点 19

上記の合格基準①と②以上の得点なので合格です。

例2

出題分野 得点
(1)貨物自動車運送事業法関係 7
(2)道路運送車両法関係 3
(3)道路交通法関係 4
(4)労働基準法関係 5
(5)その他運行管理者の業務に関し、必要な実務上の知識及び能力 1
合計得点 20

上記の合格基準以上の得点ではないので不合格です。
上記合格基準の①は合計得点20点なのでOKです。
しかし上記合格基準の②がダメです。

もう少し詳しく見ていきます。

出題分野 得点 最低基準得点 出題分野ごとの判定
(1)貨物自動車運送事業法関係 7 1
(2)道路運送車両法関係 3 1
(3)道路交通法関係 4 1
(4)労働基準法関係 5 1
(5)その他運行管理者の業務に関し、必要な実務上の知識及び能力 1 2 ×
合計得点 20 18  

出題分野(5)は最低基準得点が2得点なので、1得点しかとれてなく合格基準②を満たしていません。合格基準②をみたしていないので、合計得点は20で合格基準①の18得点以上ですが不合格となります。

出題分野の「(5)その他運行管理者の業務に関し、必要な実務上の知識及び能力」で最低基準得点を取れずに不合格になる方を見かけますので、出題分野(5)は要注意です。

試験の合格率

令和5年度第1回運行管理者試験の合格率は次のとおりです。

試験日程
 CBT試験:令和6年2月17日(土)~3月17日(日)

受験者数 22,493人
合格者数 7,701人
合格率(%) 34.2%

 

【令和5年8月5日(土)~9月3日(日)】試験・・・33.5%
【令和5年2月18日(土)~3月19日(日)】試験・・・34.6%
【令和4年8月6日(土)~9月4日(日)】試験・・・・38.4%
【令和4年2月19日(土)~3月20日(日)】試験・・・32.3%
【令和3年8月7日(土)~9月5日(日)】試験・・・・29.8%
令和3年3月試験・・・・43.9%
令和2年8月試験・・・・30.7%
令和1年8月試験・・・・31.7%
平成31年3月試験・・・32.8%
平成30年8月試験・・・28.7%
平成30年3月試験・・・33.0%
平成29年8月試験・・・35.0%
平成29年3月試験・・・20.5%
平成28年8月試験・・・30.2%

 

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